習慣をつくる

デュオリンゴの運動版:運動がそのまま「レッスン」になるアプリ

更新日 · 13分で読めます

ひとことで言うと

デュオリンゴの運動版に必要なのは、毎日戻ってきたくなるしくみ(短いセッション、連続記録、小さなごほうび)をそのまま残して、運動そのものを「レッスン」にすること。そう呼ばれるアプリには、ほかの場所でした運動をあとから記録する記録アプリが少なくありません。SWADEは運動そのもの。ジャンプも、スクワットも、横へのステップも、スマホのカメラが確かめます。毎日のセッションはレベルに合わせて。無料です。

このガイドの内容
  1. 「デュオリンゴの運動版」に求めたいもの
  2. いちばんの難所:運動を確かめるのは誰?
  3. Duolingoのしくみを、運動用に組み直す
  4. 「デュオリンゴの運動版」になりそうなアプリ、3つのタイプ
  5. SWADEの1日
  6. ゆとりのある連続記録
  7. 入れる前に聞きたい5つの質問
  8. SWADEに(まだ)できないこと
  9. カメラの映像は、スマホから出ない
  10. よくある質問

「デュオリンゴの運動版」に求めたいもの

「デュオリンゴの運動版」と検索する人が探しているのは、新しいトレーニングメニューではありません。やることはもうわかっています。少し体を動かす、できれば毎日。ほしいのは、Duolingoが語学で実現したもの。疲れて帰った平日の夜でも、ついアプリを開いてしまう、あの理由です。noteには、Duolingoの連続記録は800日を超えたのに、ジム通いは習慣と言い切れるほど続かない、という投稿があります(2026年4月)。同じ気持ちの人は、きっと少なくありません。

「デュオリンゴの運動版」の検索で出てくる健康アプリのひとつ、OtterLifeの日本のApp Storeレビューを読むと(2026年10月16日時点)、いくつかのレビューにこんな声があります。1日休んだだけで記録が切れないように、フリーズのような機能がほしい。キャラクターには、厳しい顔で見張るより、ほめてほしい。そして、キャラクターがいるだけで、数字だけのヘルスケアアプリとは続けやすさがまるで違う、という声。

Duolingoを分解すると、残るのは4つの部品です:

  • 毎日の小さなタスク。Duolingoの連続記録は、ほんの少しの時間でも、その日に練習すれば伸びる数字として作られています。
  • アプリが答え合わせをする。答えると、その場で採点。「やったことにしておく」はありません。
  • セーフティネットつきの連続記録。1日休んでも、連続フリーズが記録を守ってくれます。
  • 目に見える進歩。XP、前に進んでいくコース、反応してくれるマスコット。

効果があるとDuolingoは言っています。公式ブログの日本語記事(2024年5月)によると、7日間の連続記録を達成した学習者は、コースを最後まで終える可能性が3.6倍高い。連続フリーズを一度に2つまで持てるようにしたときは、1日あたりのアクティブな学習者が0.38%増えました。Duolingoは、セーフティネットを広げても休む人は増えなかった、と見ています。どちらもDuolingo自身の、語学学習についての数字で、算出方法は公開されていません。それでも、このしくみが何のためにあるかはわかります。連続記録そのもののためではなく、明日もまた来てもらうためです。

いちばんの難所:運動を確かめるのは誰?

「デュオリンゴの運動版」と呼ばれるアプリには、ここでこっそりルールを変えるものが少なくありません。語学のレッスンはアプリの中で起きるから、アプリが採点できる。でも運動は、たいていアプリの外で起きます。ジョギング、ジム、リビングの床。だからアプリは、あなたの言葉か、ウォッチの数字を信じるしかありません。

夏休みのラジオ体操のカードを覚えていますか? スタンプは、その朝、会場に来たのを見た人が押してくれました。自分で押せるスタンプだったら、あのカードはあそこまで特別だったでしょうか。

ここで連続記録の意味が変わります。Duolingoの連続記録は「アプリが採点するレッスンを終えた」という意味。自己申告の連続記録は「運動したと記録した」という意味です。たいていの日は同じこと。でも、ストレッチを少しだけして「今日は運動した」ことにしたくなる日は、同じではありません。

アプリが運動を確かめられないと、連続記録は頼りないものになります。日本のApp StoreでOtterLifeのレビューを見ると(2026年10月16日時点)、消費カロリーの目標に届いていたのに反映されず、記録が途切れたという声や、何を基準に連続記録が伸びるのかわからない、という声があります。数え方があいまいなら、連続記録も信用できません。

SWADEは、Duolingoと同じやり方でこのすき間を埋めます。運動はアプリの中で起きて、アプリがそれを確かめる。スマホを立てかけて少し下がれば、カメラが体の動きを追います。バリアをジャンプで越えると、画面のランナーも跳ぶ。ゲートをスクワットでくぐると、しゃがむ。横にステップすると、レーンが変わる。動きをミスすれば、障害物にぶつかります。誰かの言葉を信じる必要は、どこにもありません。

SWADEのランナー:ヤシの木が並ぶ3レーンのコースで、海賊のランナーがトゲ付きバリアを飛び越える。
本当にジャンプすれば、ランナーも跳ぶ。

Duolingoのしくみを、運動用に組み直す

Duolingoのしくみ語学でうまくいく理由運動に必要なことSWADEでは今
短いレッスン調子の悪い日でも始められる小ささ計画しなくても終えられるセッションレベルに合わせた時間制のラン。長さは始める前にわかる
その場で採点正解かどうかがすぐわかる記録ではなく、動きそのものを見るアプリジャンプ、スクワット、横へのステップを、動いた瞬間にカメラが読み取る
連続記録1日休むと何かを失う気がする休息を大事にする連続記録週3日・5日・7日から選べて、休息日はそのままカウント
連続フリーズ1日の失敗で、何か月分もの記録が消えない予定した日を休んだときの保険フリーズ:最初に1つ、その週の宝箱からさらに2つ
XPどのレッスンにも見返りがある完璧さではなく、がんばりへのごほうびキリのいい数字のXP。パーフェクト、コンボ、記録更新でボーナス
コース行き先が見える途中で行き止まりにならない道のり1セッションでパスを1マス。5マスごとに記録更新に挑む日
マスコット来たことに気づいてくれる誰かがいる責めない応援イタチのSwayが毎回応援して、速くなったら教えてくれる
リーグ知らない人と週ごとに競う—まだありません

「デュオリンゴの運動版」になりそうなアプリ、3つのタイプ

私たちが見つけた、「デュオリンゴの運動版」と呼ばれがちなアプリは、大きく3つのタイプに分かれます。それぞれ、応えているニーズが違います。

タイプセッションの数え方例と、そのアプリ自身の説明
記録アプリ自分で記録するか、ウォッチが同期するFito:クマのマスコットと連続記録(ストリーク)がある、ゲーム化された運動と食事の記録アプリ。運動は80種類以上から手入力するか、ウォッチから同期(getfitoapp.com、App Store)。OtterLife:カワウソのキャラクター(ユーザーのあいだでは「ラッコ」と呼ばれることも)と、ゲーム感覚のチェックインで習慣づくりを助ける健康管理アプリ。睡眠や運動など10種類以上の健康データを記録(App Store)
短いガイド付き運動画面のお手本に合わせて動くフィットリア:ナマケモノの「フィットン」をはじめ、数匹のキャラクターと一緒に、短いトレーニング動画で体を動かすアプリ。マップを進めながら、連続日数を記録(App Store)
カメラゲームカメラが一つひとつの動きを見るSWADE:体で操るアーケードゲーム。ジャンプ、スクワット、レーン移動をスマホの中で読み取る

2026年10月16日に、各アプリのサイトと日本のApp Storeの説明で確認。アプリは変わるので、インストールの前にストアの説明を確かめてください。カメラで動きを読むアプリはSWADEだけではありません(たとえばWakeout!にはARゲームがあります)。SWADEは、Duolingo、Fito、OtterLife、フィットリア、Wakeout!のいずれとも関係ありません。

すでに運動していて、そこに連続記録をプラスしたいなら、記録アプリが合っています。カメラゲームは、その反対の人のためのものです。まだ習慣がなくて、回数を数えるより遊びたい人へ。

SWADEの1日

最初に一度だけ設定。ワンタップで答える質問がいくつか。動きたい理由、レベル、週に何日、膝や腰をいたわる必要があるか。そのあと、スクワットを1回お試し(スキップもOK)。最初の3ゲームはアカウントなしで遊べます。そのあとは、XPや連続記録がこのスマホの中だけにならないように、アカウントの作成をお願いしています。

置く。離れる。遊ぶ。スマホを何かに立てかけて、Swayから全身が見えるところまで下がろう。器具なし、手に持つものも、身につけるものもなし。ジャンプすると、ランがスタートします(ジャンプをオフにしているときは、スクワットで)。

スタート前のSWADEのランナー:チェック柄の3レーンのコースに「ジャンプでスタート」の文字、待機する海賊のランナー、画面の上の隅にカメラが追っている人の小さな輪郭。
少し下がって、ジャンプ。あなたが動けば、ランが始まる。

走る。ランナーは3つのレーンを全力疾走。バリア、ゲート、壁が次々に迫ってきて、よけるのはあなたの体です。タイムアタックでは、ぶつかっても途切れるのはコンボだけ。時計がゼロになるまで走り続けます。サバイバルでは、ハートがなくなるまで走ります。走った距離が、次の自己ベストの目標になります。

受け取る。結果画面では、XPがボーナスごとに積み上がっていきます。連続記録が伸びる。速くなっていたら、Swayがそう教えてくれる。速くなっていなくても、誰も叱りません。

SWADEの結果画面:「セッション完了!」の文字、笑顔のSway、4つのXPボーナス、合計55 XP、正確さ94%。
ボーナスは全部積み上がる。セッション、パーフェクト、コンボ、記録更新。

また来る。明日、パスが1マス進みます。休息日? 連続記録があれば、その日も記録は伸びます。

その日のセッションだけでは物足りない? 「プレイ」から、どのモードでももう一度遊べます。追加のランにはエネルギーを使い、エネルギーは時間がたつか、自分で選んで見る動画で回復します。

SWADEのパス:上に今週の予定、完了したセッションのマス、「412 mを超えよう」と書かれた金色の記録更新のマス、トロフィーを持つSway。
1セッションで1マス。5マスごとに記録更新に挑む日。

ゆとりのある連続記録

1日休んだだけで切れる連続記録は、やめたくなってしまう連続記録です。このゆとりの効果を確かめた研究があります。Marissa SharifとSuzanne Shu(Journal of Marketing Research、2017年)は、参加者に目標を選んでもらいました。やさしい目標、難しい目標、そして何回かまでは休んでいい「緊急用の予備」つきの難しい目標。ポイント制の食事プランを選ぶ実験では、予備つきを選んだ人が46%、やさしい目標は29%でした。しかも予備は続ける力になりました。別の実験では、予備がある人は、難しい目標の人よりも粘り強く続けたのです。同じ研究者によるのちの研究(Organizational Behavior and Human Decision Processes、2021年)では、1か月の歩数チャレンジで、週ごとの予備がある人のほうが、目標を逃した翌日に立て直していました。

SWADEには、小さく始めるためのゆとりが3つあります:

  • 休息日もプランのうち。週3日プランなら、残りの4日はそのまま連続記録にカウント。7日続けて遊ばなくても、記録は守れます。
  • フリーズ。予定した日を休んでも、フリーズが1日をカバーして、記録はつながったまま。フリーズは宝箱から手に入り、宝箱はその週のぶんを遊ぶと開きます。手元に持てるのは3つまで。
  • まずは週3日から。三日坊主が心配? 週3日プランなら、短いセッションを週に3回。これなら続けられる連続記録です。安定してきたら、プランを週5日に。変更は次の月曜日から始まります。

プレミアムなら、フリーズは無制限。まったく気にしたくない人に。無料の連続記録でも、ちゃんと休みを許してくれます。

SWADEの連続記録の画面:12日の連続記録、休息日の炎が並ぶ今週の曜日、金曜日の宝箱、手元に1つあるフリーズ。
休息日はそのままカウント。休んだ日はフリーズがカバー。

入れる前に聞きたい5つの質問

「デュオリンゴの運動版」として紹介されるアプリを入れる前に、こう聞いてみてください:

  1. 運動はアプリの中で起きる? そうでなければ記録アプリ。それも悪くありませんが、そのとき連続記録が測っているのは「記録したこと」です。
  2. アプリは運動を確かめる? カメラ、センサー、採点。「完了」ボタン以外の何か。
  3. 今日のセッションは、ダメな日でもこなせる小ささ? ジムバッグが必要なら、残業で遅くなった夜には続きません。
  4. 連続記録は休みを許してくれる? 休息日と、休んだ日の保険。なければ記録が切れて、アプリごとやめてしまいます。
  5. 毎回なにかもらえる? XP、自己ベスト、マスコットのひとこと。がんばりは、その場で報われるべきです。

SWADEは5つともイエス。リーグはわざとこのリストに入れていません。楽しいけれど、三日坊主の3日目にあなたを連れ戻してくれるのは、リーグではないからです。

SWADEに(まだ)できないこと

何をインストールするのか、わかったうえで選べるように。正直なリストです:

  • ゲームは2つ。ランナーと、腕立て伏せの姿勢でSwayを飛ばすPush Flight。Swayの飛ぶ高さは、あなたの頭の高さで操作します。これからも増えますが、いつとは約束できません。
  • リーグ、クエスト、フレンドはまだありません。今あるのは、XP、連続記録、パス、そして自己ベスト。
  • トレーニングプランやプログラムはなし。これはゲームで、コーチではありません。ウェイトも、セット数も、記録する回数もなし。
  • 食事やカロリーの記録はなし。SWADEが扱うのは体を動かすことで、お皿の上のものではありません。
  • スペースが必要。左右にステップできる広さと、全身が映る場所に立てかけたスマホ。

膝や腰が気になる? オプションをオンにすれば、すべてのセッションからジャンプが外れます。ワンタップで元どおり。集合住宅でジャンプが気になるときも、同じオプションが使えます。運動に不安があるときは、まず医師に相談してください。

カメラの映像は、スマホから出ない

運動を確かめるということは、あなたを見るということ。入力した答えを採点するより、ずっとプライベートなことです。だから確認は、その場で、スマホの中だけで済ませます。あなたの動きを追うためにカメラがとらえる映像は、どこにも送られません。私たちにも、ほかの誰にも。サーバーに届くのは、ゲームが生み出すものだけ。スコア、ジャンプの回数、スクワットの回数です。プライバシーポリシーを読む(英語)

SWADEのカメラの画面:スマホを掲げるSway、その下に動きを見せてほしいというお願いと、カメラをオンにするボタン。
Swayが動きをひとつ残らず追いかける。カメラに映ったものは、スマホの中に。

よくある質問

デュオリンゴの運動版や筋トレ版はある?

Duolingoのしくみを借りたアプリはいくつかあります。記録アプリは、自分で記録した運動に連続記録をつけます。SWADEはさらに一歩進んで、運動そのものをアプリの中に入れ、スマホのカメラで確かめます。毎日の連続記録、XP、パスつきで、セッションはレベルに合わせた時間制です。ただし、ダンベルを使う筋トレではありません。ジャンプ、スクワット、横へのステップ、そしてPush Flightでは腕立て伏せの姿勢で遊ぶゲームです。

SWADEはDuolingoが作っているの?

いいえ。SWADEは独立したアプリで、運営はSWADE SASです。Duolingoが続けにくいことを毎日の習慣に変えるやり方に敬意を払い、それと同じ考え方でワークアウトゲームを作りました。

SWADEは無料?

はい。その日のセッション、ゲーム、XP、連続記録は無料です。プレミアムはお好みで。エネルギーもフリーズも無制限になり、年額プランには14日間の無料トライアルがつきます。

1回のセッションはどのくらい?

あなた次第。パスのセッションはレベルに合わせた時間制のランで、始める前に長さがわかります。記録を狙うなら? 最後のハートが尽きるまで走り続けよう。

器具や広い部屋は必要?

器具はいりません。ダンベルもチューブも、手に持つものもなし。必要なのは、カメラ付きのスマホと、立てかける場所、そして全身が映ったまま左右にステップできる床のスペースだけです。

ジャンプなしで遊べる?

はい。「プロフィール › 設定 › 健康」で膝・腰オプションをオンにすると、すべてのセッションからジャンプがなくなり、どのゲームも始まる前にそのことを表示します。ワンタップで元に戻せます。やり方はヘルプで。

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連続記録は今日から。

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  • 映像はスマホから出ない